近年、様々なスタイルのガールズバーがオープンしています。中にはユニークなコンセプトを持つガールズバーもあり、お客さんからすれば好みとマッチしたお店の存在はたまらないものがあるでしょう。
ここで気になるのが、「ガールズバーで働く女の子から見たコンセプト系のお店」がアリかナシなのかというところ。ぱっと見、ちょっと応募に勇気がいるコンセプト系ガールズバーがあるのも事実です。
そこで今回は、コンセプト系ガールズバーについて詳しく紹介。どういった種類があるのかから、実際に働くメリット・注意点、そして最近よく聞く「コンカフェ」との違いについてまで解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
メジャーなコンセプト系ガールズバー
まずは、メジャーなコンセプト系ガールズバーの種類を紹介していきましょう。
コスプレ系
コンセプト系ガールズバーの中で最も多いのが、「コスプレ系」です。バニーガールやチアガール、OL、キャビンアテンダントといった「好きな人はとても好き」という定番コスプレから、女豹といったちょっとマニアックなコスプレまで、様々な種類があります。
テーマ系
上記のコスプレ系はあくまで「女の子がコスプレしている以外は普通のガールズバー」というお店が多い傾向にあります。一方の「テーマ系」は、お店全体でそのテーマを意識した料理・サービス・雰囲気を提供しているところに違いがあります。
わかりやすいところで言えば、「女の子と一緒にスポーツ観戦ができる」というテーマにしたガールズバーは、チアガールやユニフォームなどのコスプレをして店内の巨大モニターで一緒に観戦・応援することができるなどの特徴があります。
お酒・料理系
コスプレ系・テーマ系とは別軸で、お酒や料理に力を入れているガールズバーもあります。例えばワインのテイスティングができるガールズバーや、ご当地グルメをお店で食べられるガールズバーなどです。上記のコスプレ系と併用し、着物を着て女将の格好で接客するお店もあるようです。
コンセプト系ガールズバーで働くメリット・注意点
このようなコンセプト系ガールズバーは、お客さんのニーズに合わせて作られたお店がほとんどです（中にはオーナーの趣味で、というお店もあります）が、働く女の子からすればどういうメリットがあるのでしょうか。
メリット①時給が普通のガールズバーよりも働く条件が良い
バニーガールや女豹といった服装は、女の子自身がよほど好きでない限り、普通の服装で働くよりもハードルが高いことは否めません。経営側もそれについてはしっかり把握しているため、普通のガールズバーよりも高時給で求人を出していることが多い傾向にあります。
また、コスプレ系はときに露出する肌の面積が大きいことがあるため、女の子が体調を崩さないように店内の空調に気を遣っていることも多いです。普通のガールズバーよりも清潔感があるお店も多いなど、少しでも快適に働けるように気を配っているようです。
メリット②お客さんの層が意外と紳士
コンセプト系ガールズバーに来るお客さんのほとんどは、「そのコンセプトが大好き」という人です。そのため、「そのコンセプトの服装をしてくれている」というだけで満足感を覚える傾向にあり、普通のガールズバーよりも紳士な人が来店する可能性が高いとのこと。働く側からすれば、客層は良いに越したことはないので、見逃せないメリットと言えるでしょう。
注意点①制服がレンタルか買取かを確認する
コンセプト系はほぼ制服での仕事になりますが、その制服が買取なのかレンタルなのかをしっかり確認する必要があります。もし買取だった場合、知らず知らずのうちに給料から天引きされていて「金額がおかしい」と慌ててしまう可能性があります。心配な方は、応募前に求人票に「レンタルなので給料に関係なし」と書いているお店を選ぶことをおすすめします。
注意点②働くモチベーションが下がってしまうようなサービスを強要されないか確認する
この服を着て接客するだけ、というものであれば問題ありませんが、中にはお店独特のサービスの一環として「恥ずかしいポーズをさせられる」「恥ずかしいセリフを言わされる」というケースもあります。慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、あまりにもひどい内容では「やっていけない」と感じてしまう可能性もあるので、本格的に働き始める前に面接や体入で事前に確認しておきましょう。
「コンカフェ（コンセプトカフェ）」とガールズバーの違い
最近、秋葉原などを中心に「コンカフェ（コンセプトカフェ）」というお店が流行のきざしを見せています。ガールズバーがナイトワーク寄りとすれば、コンカフェは飲食店（カフェ）寄りのお店で、メイドカフェの延長線上という認識であればだいたい相違はありません。
また、ガールズバーはほとんどのお店がお酒を提供していますが、コンカフェはお酒を提供していないお店も少なくありません。コンカフェは、どちらかというとお客さんがカワイイ系のコスプレをした店員さんとサブカルチャーの話で盛り上がりたい、というニーズが主ですので、そういった点でも違いがあると言えます。（お店の方向性にもよるので一概には言えません）
最近はコンカフェの中でもガールズバーに近いサービスを提供しているケースもあり（逆も存在します）、一概に線引ができない状況ではあります。そのため、お店自体が打ち出しているコンセプトにとらわれず、「あなたにとって働きやすい条件が揃っているかどうか」で応募するかどうかを決めることをおすすめします。
まとめ
今回はコンセプト系ガールズバーについて、その特徴と働く上でのメリット・注意点などを説明しました。
「人前でバニーガールとかの格好をするのは無理…」という人は少なくないかもしれませんが、実は好条件が揃った優良店である可能性もあります。表面上のコンセプトだけを見て候補から外してしまうと、あなた自身の可能性を狭めてしまうことに繋がるので、どのようなコンセプト系ガールズバーであっても一度詳しく求人票を見てみることをおすすめします。
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